体験談

【ネコの聖地】神奈川県の江ノ島に日帰りで行ってみた。

    40代・ウェブライターをしている二児の母です。写真と旅行が趣味で、今年の吉方位に、我が家から神奈川県の江ノ島が入っていたので、日帰りで訪れてみました。江の島について詳しく調べてみると、『猫島』と呼ばれるほど、たくさんの猫が住む島として知られています。

    そんな江の島は、都内からも約1時間でアクセスでき、今や人気の観光スポットとして、親しまれています。ネコ好きにはたまらない【ネコの聖地】であるとともに、島内にはたくさんの見どころもあり、グルメも景色も楽しめる観光地です。

    そこで今回は、そんな江の島の魅力についてご紹介していきます。

    <猫島と呼ばれるようになったわけ>

    出典元:写真AC(江ノ島の猫)

    江の島が猫島と呼ばれるようになったわけは、捨て猫が増え、観光客などが食べ物などを与えることで、繁殖していき、江の島の人たちが保護猫として大切に保護してきた背景があります。そこで島内には、『捨て猫禁止』の看板を設置するなど、猫が増えすぎないように地域の方々が努力を重ね、今や地域猫として愛されるスポットになっていったのです。

    島内には、かつてのピークほどの猫はいないものの、ひっそりと佇む猫もちらほら見かけます。今や歩けば猫に会えるというよりも、猫を見つけるとなんだか喜びが増す、そんな風に島も変わりつつあるのです。

    観光地とネコとの共存と、少し難しい課題もありそうですが、観光客のマナーと島民の方々の努力の掛け合わせで、猫島のスタイルも変わりつつあるのです。

    <江の島大橋と富士山>

    江ノ島弁天橋

    江の島へのアクセスには欠かせない『江の島大橋』は、江の島と本土を結ぶ自動車用の道路橋ですが、すぐ横にある歩行者用の『江ノ島弁天橋』を歩いていくと、江の島がだんだん近づいてきます。実はこの橋から見える、富士山が最高に美しいのです。

    訪れたのは、ちょうど晴れた冬の日。澄んだ空気とともに、雪化粧をした富士山が見事で、『空も海も青い!』と思わず叫びたくなるような風景に、江の島の庶民的な海岸風景が見事にマッチしています。

    遠くには富士山が一望できて、『最高な予感』しかしない一日がスタートしたのです。

    <島内観光は徒歩がおすすめ>

    江ノ島岩屋

    島内に入ると、とにかくすごい人に圧倒され、近くに宿泊をしていたと思われる外国人観光客が、スーツケースを抱えながら、観光している人もたくさん見かけます。思ったよりも人が多いなと思ったものの、奥へ歩いていくと、だんだんと人も減っていくことを実感できます。

    目指すは江の島の奥にある『江の島岩屋』。江の島には国内初の屋外エスカレーターとして『エスカー』と呼ばれる乗り物があり、階段を上らずに観光できるメリットもありますが、もし可能なら、エスかーを使わずに観光することもおすすめです。

    江の島にひっそりと佇む猫に会えたり、眼下に見える海の風景を味わえたり、健脚な大人でさえ、少々辛いと感じる階段を上ったときの達成感さえ味わうことができるのです。

    <美容のご利益がある中津宮へ>

    中津宮

    ハードな階段を上っていくと、朱塗りの美しい神社が見えてきます。ここには中津宮があり、麓からここまで上がってくると、なんだか神聖さが増してくるのです。

    中津宮には、美しさで知られている市寸島比賣命が祀られているため、美容のご利益に加えて、芸能運、金運などのご利益があると言われており、男女問わず参拝者が絶えない光景がとても印象的です。

    青い空にも近く、朱塗りの中津宮のコントラストが見事で、インパクトのある風景を味わうことができます。

    <奥津宮、そして最強パワースポットへ>

    ハードな階段

    三社からなる江島神社において、最も奥にある奥津宮。八方睨みの亀というのが天井にいる神社で有名ですが、知らないと見逃してしまいそうなので、ぜひここは留意しておくのがおすすめです。

    奥津宮

    ここまで上ってくると、心なしか、猫の数も少し増えたような印象で、猫に会えるとなんだかハッピーな気分になります。奥津宮のすぐ横には、龍宮(わだつみのみや)があります。

    龍宮

    龍宮には、鳥居をくぐると大きな龍おり、今にも空に向かって動き出しそうな迫力で、境内に入るとここは気が全く違うことを肌で感じる、まさに最強のパワースポットなのです。

    江の島の中でもどこか厳かな空気に包まれており、龍のエネルギーをちょっとだけ、分けてもらえるような気持ちになります。

    <自然の歴史が刻まれた稚児ヶ淵>

    稚児ヶ淵

    奥津宮と龍宮を見学した後、ぜひ足を運びたいのは稚児ヶ淵です。すぐ横からアクセスできる道があり、江の島岩屋へと続く道の途中に『稚児ヶ淵』と呼ばれる場所があります。

    これは侵食によって岩が平らに削られて形成された岩棚であり、まさに自然の歴史が刻まれた景色であり、ここまで来ると観光客も少なくなり、静けさの中に波が岩に打ち付ける音さえも、はっきりと聞こえてきます。

    そんな自然のBGMを聞きながら富士山も一望でき、こんな贅沢な時間はないと思ってしまうのです。

    <江の島岩屋>

    江ノ島岩屋

    稚児ヶ淵を通った先にあるのが、『江の島岩屋』であり、これは波の浸食によって形成された洞窟なのです。入口でロウソクをもらって、その明かりをたよりに洞窟の中を散策できるユニークなスポットで、実はここにも龍がおり、龍の前で手をパーンと叩くと、龍の鳴き声が洞窟に響き渡ります。

    江の島観光のクライマックスには相応しいとも言えるほど、良いしめくくりができたような気分になるのです。

    <まとめ>

    眼下に広がる海

    猫島とも言われる江の島は、かつてほどの猫の数はないのかもしれません。しかし観光客の多い喧騒の中にも、今でもひっそりと暮らし、島民たちに守られ、ときには観光客にも癒しをくれる、かけがえのない存在でもあるのです。出会える数が減っているからこそ、猫を見つけたときの喜びや、感動も深いものとなることでしょう。

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