岡山県笠岡市の真鍋島は、瀬戸内海に浮かぶ周囲約7.5kmの小さな島で、「猫島」として知られています。この島は、古き良き漁村の風情を色濃く残し、岡山県から「ふるさと村」に指定されています。
真鍋島の最大の魅力は、島内の至る所で見られる多くの猫たちです。港周辺や路地裏などで、猫たちがのんびりと過ごす姿を目にすることができます。
これらの猫たちは人懐っこく、訪れる人々を温かく迎えてくれます。
また、真鍋島は映画のロケ地としても知られています。特に、昭和24年に建設された木造校舎の真鍋中学校は、「瀬戸内少年野球団」などの映画の撮影に使用され、その懐かしい佇まいが多くの観光客を引きつけています。
さらに、島内には歴史的な史跡や文化財が点在しており、歴史を感じる散策も楽しめます。例えば、平安時代末期に建立されたとされる石造宝塔などがあり、島の歴史を物語っています。
真鍋島へのアクセスは、岡山県笠岡市の笠岡港から三洋汽船の旅客船や高速船を利用します。所要時間は、普通船で約70分、高速船で約45分です。
このように、真鍋島は猫たちとの触れ合いだけでなく、歴史的な風景や文化も楽しめる魅力的な島です。訪れる人々にとって、心癒される特別な時間を提供してくれることでしょう。