男木島(おぎじま)は、香川県高松市の沖合に浮かぶ小さな島で、「猫島」として知られています。美しい瀬戸内海に囲まれ、のどかな漁村の風景と素朴な島の雰囲気が特徴的です。特に、島内で暮らす多くの猫たちが訪れる人々を魅了し、猫好きにとっては見逃せない観光スポットとなっています。
島の猫たちは、人懐っこく穏やかな性格で、漁港や路地、小さな家々の周りを自由に行き来しています。島の住民に大切にされている猫たちは、観光客にもフレンドリーで、触れ合いながら癒しのひとときを過ごすことができます。猫たちがのんびりと暮らす様子は、訪問者に島の独特な時間の流れを感じさせてくれます。
また、男木島は猫だけでなく、漁業と自然の美しさでも知られています。島内の「男木港」は、漁業が盛んな地域で、地元で獲れる新鮮な魚介類を味わえるのも大きな魅力です。島の人々の温かいおもてなしや文化との触れ合いも、訪れる人々にとって特別な体験となります。
さらに、男木島は現代アートの島としても注目されています。瀬戸内国際芸術祭の会場の一つであり、アート作品が島の自然や風景に溶け込んでいます。特に「男木島灯台」や島内のアート作品は、訪問者に自然と芸術が融合した独自の体験を提供します。
男木島へのアクセスは、高松港から雌雄島海運のフェリーを利用します。フェリーは女木島を経由し、約40分で男木島に到着します。フェリーは1日数便運航しており、日帰りでの訪問も可能です。高松港へは、関西圏から車で約3時間、岡山からは約1時間半でアクセスできます。また、東京・名古屋・大阪・神戸・福岡などからは高速バスも運行しており、四国高速バスが便利です。
猫たちとの触れ合い、島の漁業文化、そしてアートの魅力が詰まった男木島は、心癒される時間を過ごすのに最適な場所です。瀬戸内海のゆったりとした雰囲気に包まれながら、特別なひとときを楽しむことができます。