11月の雨が降り少し肌寒い日、私は船に乗り、島に向かっています。
ほんとは晴れの日が良かったのにと思いつつもなんだかんだ非日常感にわくわくしています。
私は30代オフィスワークの仕事をしている女性です。
ストレスが多い仕事ですがチーム内の仲が良く
皆とごはんを食べに行ったり遊びに行ったりしてストレス発散しながら日々乗り越えてます。
今日は会社の元同僚と一年ぶりの再会でお互い猫好きなのでいつか行こうと話していた猫島に
行く日なのです。雨だからやめようと思うも相手は行くつもりだと言うので、それなら雨の日の島はどんな感じなの
か興味もあるし、折角だから向かうことに。
昼ごはんは藍島にあるカフェで食べようと決めつつも量の少ないカフェごはんでは足りないかもし
れないので朝ごはんも兼ねてパン屋に寄ってから行くことにしました。
小倉駅近くのパン屋で待ち合わせをしてパンを買って歩いて船乗り場へ。
小雨で良かった。
オープンな二階席に座るつもりだったけど、なんと船が動きだすと波しぶきが…。
あわてて一階の船室へ移動することにしました。
一階は船のエンジン音やら波の音やら気にならず静かで快適です。
テレビ見つつスマホ見つつお喋りしつつのんびり過ごせて快適です。
雨だけどちゃんと私達以外にもお客さんは乗っていました。
平日なので、少ないけど。以前見かけた郵便屋さんも乗っている。
お元気そうで何より。少しホッコリしました。
今日は雨風のせいか少し揺れる。それでも藍島まで40分程。
無事に酔うこと無く藍島へ到着しました。
雨だけど果たして猫に会えるのか。
どこかで雨宿りしてるのかな。
猫探しの日帰り旅になるのかな。
昔、パンデミックが起きるよりも前に初めて藍島へ別の猫好き友達と上陸した時は船を降りて数歩歩いたらすぐ猫に会えたんです。島の静かな空気と猫の穏やかな鳴き声に癒されてとても心地が良い記憶。
しかし前回と異なり今回はあいにくの雨。
猫島へ行くのはこれが三度目。
前々回の藍島、前回の馬島での経験を生かして今回はちゃんと猫の餌を持ってきたのに
こんな天気だと猫に会えず、餌をあげられないのではないだろうかと心配になりながら船を降りて進んでゆきます。
港には蛸壺らしきものがあり、関門海峡が近いので荒波に呑まれて美味しい蛸が釣れるのかな?
食べてみたいねと話をしながら歩く。
少し歩き進むと一匹だけ猫がいた。
小雨だけど猫には傘もカッパもない。
やっぱ猫さん濡れてる。
大人しくも「にゃーん」と鳴く。
こちらも傘で片手塞がれているし
濡れるので撫でられず。
雨宿り出来るところがあれば良いのだけど。
藍島は馬島同様、ナンバープレートが付いていない車が走っている。
不思議です。
独自のルールがあるのかな。
ちょっと異国な感じがして面白い。
馬島と違い、藍島は観光客の事を考えて案内マップや説明看板が設置されています。
小倉から馬島、藍島どちらへ行こうか迷われるのであれば、藍島をオススメしたいです。
傘を片手に進んでゆくと、先ほどの猫は付いてこなくなった。
縄張りがあるのかな。
民家の横を通り過ぎると、トンネルが現れた。
トンネルの入り口には子供が書いた案内があった。
子供の字って可愛くて癒される。
トンネル内に入ると猫が数匹塊になっている。
ここならトンネルが屋根となり傘を差さなくて良い。
こちらに気付くと、「にゃーん」鳴きながらやって来た。
せっかくなので餌をあげようと思うもタイミング悪く後ろから車がやって来た。
邪魔になってはいけないと思い、トンネルを後にして進むことに。
車はゆっくりとトンネルを抜けていった。
軽トラは島に似合うなぁ。
ほのぼのと感じていると、また濡れた猫達が現れる。
縄張りがいくつか点在してるのかな。
藍島に来て一番驚いたのは、小さな島だが、立派な小学校があることです。
歩いているといきなり現れる学校。
生徒は何人なのだろうか。
先生方は島に住んでいるのだろうか。
非日常な感じがとても面白く感じます。
校内に立ち入るわけにもいかず、更に先に進みます。
漁港らしきところに出て、スマホの地図を見るとどうやら行き止まりの様子。
そう言えばカフェはどこにあるのだろう。
猫に気を取られてすっかり忘れていた私達。
カフェを目指して来た道を引き返す事に。
地図によると、どうやら民家の間の細い道を抜けていくみたい。
トンネルを引き返し、来た道に戻り、ふと周りを見るとカフェの小さな案内板があった。
雨と猫に気を取られていた。
坂を登って進んでゆく
島にしては新しめの建物を見つける。
ここかな。
でもお店にしては開いてないし、民家みたい。
スマホの地図を見る。
やはりここだ。
まさか定休日?
Googleマップには営業中と書かれているが
どうやら不定休営業の様子。
雨だから休み?詳細はわからないけれど
友達と二人で運が悪いねと言いながら
時間もあるしせっかくなので、島の最北端まで行ってみることに。
建物もないアスファルトの森の中にはまたしても子供が書いた案内看板。
そして市が設置した古墳の説明。
海に出ると馬島や北九州市若松区の北部海岸と似た地形。
でこぼこしていて面白い。
雨で遠くの景色が白く、良く見えないので長く滞在せず引き返しました。
結局1日3便ある船の2便目で帰りました。
帰りの船の中でパンを食べ、小倉についてから駅のお店で改めて昼食をいただき、次は晴れた日に藍島リベンジを誓いました。
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