福岡県宗像市に位置する地島(じのしま)は、玄界灘と響灘の境界部に浮かぶ小さな島で、「猫島」として知られています。
島内には泊地区と白浜(豊岡)地区の二つの集落があり、どちらの集落でも多くの猫たちが自由に暮らしています。
特に港周辺では、人懐っこい猫たちが訪れる人々を出迎えてくれる光景が見られ、猫好きの旅行者にとって魅力的なスポットとなっています。
地島は猫たちとのふれあいだけでなく、豊かな自然と特産品でも知られています。島内には約6,000本のヤブツバキが自生しており、そこから採れる良質なツバキ油は高級品として評価されています。
また、ワカメ、ウニ、アワビなどの海産物も豊富で、漁業が島の主要な産業となっています。釣り愛好家にとっても絶好のポイントが多く、自然の中でのんびりとした時間を過ごすことができます。
地島へのアクセスは、宗像市の神湊漁港から市営渡船「ニューじのしま」を利用します。所要時間は泊港まで約15分、白浜港まで約25分で、1日6往復の運航があります。
福岡市内からも比較的近く、日帰りでの訪問も可能です。
地島は、猫たちとのふれあい、豊かな自然、美しい海、そして島民の温かさを感じられる特別な場所です。都会の喧騒を離れ、心癒されるひとときを過ごすのに最適なスポットとして、多くの人々に愛されています。